有機野菜、無農薬野菜は同じものと思いがちですが、有機野菜と無農薬野菜は本当は違います。

無農薬野菜には、化学肥料(自己申告制でいいのですが)が使用されていてもいいのですが、有機野菜は、化学肥料も一切使用せずに生産者の方が手間暇かけて栽培された野菜のことです。

有機野菜と認定され、『有機JASマーク』をつけるには、栽培する田畑で農薬、化学肥料を2年以上使用せず、国が認める登録認定機関の検査に合格しなければなりません。生産者の方が有機野菜といっていても、有機JASマークのないものはこの過程を経てないことになります。

肥料は、3つの要素、窒素・リン酸・カリウムでできていて、今はほとんど化学合成されたものです。そんな化学肥料を使い、農薬で消毒して作物を作っていると、土地は痩せていき微生物もいなくなり、自然な状態ではなくなります。そういう土地で育てられた農作物がおいしくないのは、当然ですね。

有機農法では、多くの微生物がいる豊かな土を天然の堆肥で作ります。天然の堆肥とは、雑草や作物の捨てる部分と家畜のふんなどを混ぜて積み上げ、バクテリアを増やし、65℃を超える温度になると自然と草木が良く分解されて細かい肥料になったものです。

化学肥料を使うのとは比べられないほどの手間が、有機栽培の、この重要な天然の堆肥の調節や温度のコントロールに必要となります。けれども、この農法だと本当においしい野菜や米が作れます。

また、うまく自然の中で循環させ農作物を作っていくことが、環境や地球・人間にとって良いことだと思う人が増え、今、有機農法に取り組む人が増えています。

また無農薬野菜でも、最低必要減の化学肥料しか使っていないものや、有機栽培野菜に近い手間をかけたものもあります。

●有機栽培という考え方を初めて述べたのはアルバード・ハワード(1873~1947、英国人)です。