クッキーやケーキを作る時、「室温に戻したバター」が必要なときって良くありますよね。

かなり暑い季節や夏なら、場合によっては30分、または1-2時間ぐらい部屋に置いておけば、たいていの場合大丈夫ですが、寒い季節は困ります。冬だと12時間ぐらい部屋に置いても柔らかくなりませんでした。

そういうときは、やっぱり電子レンジが便利!

<バターを電子レンジで室温に戻す方法>

レンジで室温に戻すやり方もいろいろありますが、私がしているのはクックパッドで見つけた下記の方法。冷蔵庫から出したばかりのバターで大丈夫です。

(1)大きめにラップを切る。バターを中央に置き、ラップを密着させて覆い、600Wのレンジに10秒かける。

(2)一度取り出し、ラップの上から手のひらでバターを押えて、厚みを1㎝ぐらいにする。再度600Wで10秒。

※(1)で取り出し、指で押して凹みが簡単にできるぐらい柔らかくなっていたら終了。まだだったら(2)を。(2)の後もまだ固めだったら、再度レンジに。この後は5秒ずつぐらいで様子を見ます。

★↓ラップで固いバターを密着させて覆ったところ。(贈り物の包装のようにぴっちり包みこまなくて大丈夫です。)
レンジでバター室温に1

★↓指で軽く押して、こんなに跡がつくようになれば充分柔らかです(1本指で試しても、良いです!)
レンジでバター室温に2

私はたいていの場合、バターを100gとか120gぐらいのブロックに切って、そのまま上の方法でレンジにかけています(上の写真は100g)。これぐらいの量なら、2回レンジにかければ十分。指で押してぶにょっとするぐらい柔らかくなっています。

★クッキーやケーキ作りなどだと、室温に戻したバターを砂糖と混ぜ合わせることが多いですが、このときにまずゴムベラなどで室温に戻したバターだけを練り、充分に柔らかくしておくと混ぜやすくなります。また砂糖と混ぜ合わせるときは、空気を含ませるような気持で混ぜましょう。

※とても小さめに切ったバターだと、「耐熱容器に入れてふわっとラップをし、200Wのレンジにかける」方法もあるようです。クッキーやパウンドケーキ作りには50gや100g以上のバターを使うので、200Wでは試したことがありません。

<バターが溶けてしまったら>

もしレンジにかけすぎてバターが溶けてしまったら、残念ですが、それは使えません。溶かしバターが必要な別のスイーツや、あるいはバター炒めなどのお料理に使いましょう。性質が変わってしまっているので、出来上がったクッキーやケーキがぼろぼろとして美味しくありません。

溶かしバターを使うスイーツでは、例えば、アップルパイやマフィンなどにトッピングするクランブルなどがありますが、ネットで「溶かしバター お菓子」などと検索しても、たくさん出てきます。

すぐに使わないなら、冷蔵庫で保存して再度溶かしましょう。室温での放置は細菌などが発生しやすいので危険。また風味が落ちるので、なるべく早めに使うのが、おすすめです。

クランブルは、オートミールがあれば簡単にできます。また作って冷凍しておけるので、その日に作るチョイスとしては、おすすめです。(「クランブル 溶かしバター」で検索するといろいろレシピが出てきます)