甘夏みかんや八朔など柑橘類が、なかなか食べきれずに日が経って古くパサパサしそうだったら、このプルプルふるふるなゼリーがおすすめ!ゼラチンと砂糖さえあれば簡単にできます。(もちろん新鮮なうちに作っても、美味しいです!)

(↑ これは甘夏みかん3個で作ったとき)

作り始めたきっかけは、以前八朔(はっさく)を1箱、大分県の友人にもらい、涼しいところに置いて少しずつ食べていたとき。2週間~3週間ほどしたら少し傷んだり、実がパサパサし始めたりしたのでゼリーにしたら、全く気にならずに食べられました。(その時は、下のレシピの倍量で、6個で作り、たっぷり15人分ぐらいできました!)

プルプルで美味しく、ゼリーなら子どもや高齢者でも食べやすいし、ゼラチンを使うのでコラーゲンも取れます!(コラーゲンは食べてもお肌に効果がないと思われていましたが、最近の研究ではそうではないことが分かってきたんですよ)

また、生活クラブ生協を頼んでいますが、生協では減農薬の甘夏みかん(8月頃から農薬を使わない)が毎年2月頃から出回るので、新鮮な甘夏みかんでも良く作ります。柑橘類だったら、甘夏でも八朔でも、ぽんかん、グレープフルーツ、河内晩柑、美生柑など何でも作れます

作り方は、下記のレシピ通りとても簡単で、材料はたった3つ!甘夏・ゼラチン・砂糖、そしてお水です!型は、何でも大丈夫。大きな型で作って切り分けたり、小さなカップで人数分作ったりできます。

【柑橘類のゼリーのレシピ】
材料:甘夏3個、粉ゼラチン5g、砂糖35g~40g(お好みで)、水300ml/cc
(甘夏3個が基本ですが、多くても少なくても作れます)

(1)甘夏2個の皮をむき実を出して、2つか3つに割り、型に入れる。

シトラスゼリー2

(2)甘夏1個を半分にカットして、汁を絞る。(50~100㏄ぐらいできるはず)

★実が少し入っても、美味しいです。
★この時は、大きくてジューシーな甘夏だったので100㏄弱絞れました。

シトラスゼリー4

(3)鍋に水と砂糖を入れ、火にかけて沸騰させ砂糖を溶かす。
★砂糖はだいたい35gで作ります。酸っぱい柑橘類なら多めにします。

(4)火を止め、甘夏の絞り汁(2)を入れる。

★もし時間があれば少し冷まして(80~90℃ぐらい)入れたほうが、より甘夏の味がします。

シトラスゼリー5

(5)粉ゼラチンも入れて、良く混ぜ、溶かす。

★粉ゼラチンを小さな器に入れ(4)を少し入れてよく溶かしてから鍋に戻すと、ゼラチンがダマになることがありません。(写真下)
★粉ゼラチンは、高温(沸騰した湯)に入れると固まりにくくなることがあります。最適温度は50℃~60℃(少しなら高くても大丈夫)です。

シトラスゼリー3

(6)実の入っている型に(5)を入れ、冷蔵庫で3~4時間以上冷やす。

★柑橘類はゼリーの中でも固まりにくいので、しっかり冷やします。

【手作りゼリーの日持ち】
火を通しますが、ゼラチンで作ったゼリーは意外と日持ちしません。消費期限は2,3日以内です。作ったらなるべく翌日までに、遅くても翌々日までには食べ切りましょう。保存はもちろん、冷蔵庫で!

★もしどうしても食べきれない場合は、冷凍庫で保存し、食べる時には半解凍の状態でシャーベットとして食べるといいでしょう。(全解凍すると、水分が出てゼリー状ではなくなります。もしそうなってしまったら、試したことはありませんが、ミキサーにかけてドリンクにするといいかもしれませんね。)

【このレシピでも面倒な時は】
日にちの経った古い甘夏や八朔などの柑橘類があって、でも、このゼリーも時間がなくて面倒というときには、剥いた実にヨーグルトをかけて一晩置くだけ、という食べ方もあります。

「おかえりマンゴー」という、ドライマンゴーにヨーグルトをかけて一晩置くレシピの応用ですが、クックパッドにもあってとても人気!ヨーグルトの水分が実を柔らかくし、水分が減ったヨーグルトは生クリームのような食感になって、おいしく食べられます。好みでハチミツ、シロップなどをかけていただきます。名付けて「おかえり甘夏」「おかえりハッサク」?(笑)