アメリカの環境保護 NPO 機関 EWG(The Environmental Working Group)は2004年から毎年、残留農薬の多い農産物のランキング『Dirty Dozen』を出していますが、2018年も発表しました。(EWG’S 2019 DIRTY 12, Clean 15)

米国農務省が47種類の果物と野菜について行った約39,000件の検査にもとづいての報告だそうです。

あくまでもアメリカの農産物の話なのですが、以下がそのワーストのリスト。イチゴは3年連続でワーストNO.1だそうです。

1.いちご
2.ほうれん草
3.ケール
4.ネクタリン
5.りんご
6.ぶどう
7.桃
8.チェリー
9.梨
10.トマト
11.セロリ
12.じゃがいも


(上は、EWGのリスト/https://www.ewg.org/foodnews/dirty-dozen.phpより)
番外として、実際のリストには唐辛子も載っていますが、これは人の神経系に有害性のある殺虫剤が検出されたためだそうです。

果物が多いのは、やっぱり甘くておいしいものには虫がつきやすいので、その対策が大変だからでしょうか。

イチゴは、サンプルの3分の1から少なくても10種類の農薬が検出され、中には22種類の農薬が検出されたイチゴがあったとの報告。

逆に残留農薬が少なかったリストは、以下です。

1.アボカド
2.トウモロコシ
3.パイナップル
4.冷凍グリーンピース
5.タマネギ
6.パパイヤ
7.ナス
8.アスパラガス
9.キウイ
10.キャベツ
11.カリフラワー
12.マスクメロン
13.ブロッコリー
14.マッシュルーム
15.ハニーデューメロン

ただ、残留農薬が少なかったというスイートコーン、パパイヤ、ズッキーニでは、遺伝子組み換えのものがアメリカでは売られているので、避けたければ、オーガニックを買ったほうがいいとEWGは注意しています。

日本ではどうなのか、気になりますね。というのも、日本の食べ物関係の基準は、農薬でも添加物でも大変ゆるいのです。

本当に影響は、ごくわずか?

残留農薬とか添加物の議論になると、「消費者が接触した農薬量は無視できるレベル」とか、米環境保護局(EPA)が規定した基準用量(毒物の許容できる経口摂取量)内だ、と擁護する人がいます。

それでも、「有機リン系化合物にさらされた胎児の神経発達に平均7%の知能指数(IQ)低下」が見られるなど、人体への影響があったという報告もあります。

人類は、いまだに自分の身体のことでさえ100%分かっていないのですから、できるだけ安全安心なものを食べたいと思いますよね。

特に、消化器や内臓がまだ未発達の小さい子どもがいる家庭では、その気持ちは強いのではないでしょうか。

残留農薬を少しでも落とす方法 ~ 野菜洗浄剤

もう10年以上前ですが、ある地方に旅行したとき、ある農家の人が、自分たちの食べる野菜などは農薬を使わず別に作っているのを知って、とてもショックを受けました。

野菜を作れない私たちは、全て有機の食材にできるといいのですが、オーガニックのものは値段がやや高いのがツライところ。

日本では少し事情が違うと思いますが、上のEWGのリストなどを参考に、農薬が多いものはオーガニックを買ったり、あまり頻繁に食べないなどの工夫をして、農薬が少なめと思われるものは普通のスーパーで買って良く洗う、というのも賢い方法かなと思います。

残留農薬を落とすには、とにかく良く洗うこと。

アメリカでは以前から農薬を落とす洗剤がポピュラーだったのですが、日本でも最近、「野菜を洗う洗剤」を見かけるようになりました。

洗剤と言っても、実は、液体の野菜洗浄剤なら「アルカリイオン水」、溶かして使う粉末の野菜洗浄剤は「ホタテ貝の粉」を焼成したものです。

これら野菜洗剤は、残留農薬だけでなく、ワックスや環境ホルモンなどの除去にも有効です。

アルカリイオン水は、健康や美容にもいいと一時、とても話題になり、お米がおいしく炊けると炊飯に使う人もいました。だから万が一、口にしても大丈夫。また、使い方としては、どちらも最後に良く洗い流せば心配ありません。

大量の野菜を洗うなら、粉末の洗剤をボールで水に溶かして、野菜・フルーツなどを漬けておくのがいいかもしれません。

液体だったら、野菜にシュッとかけて、ボールなどに3分ぐらい放置しておきます。

選ぶときには、天然由来の成分でできたものを選びます。液体だと、ベジセーフなどが有名です。

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どちらを使っても、油のようなものが液体に出てきたり、液体が黄色っぽくなっていたりして、何かが溶けだしたのが分かります。

また、洗剤を使わないなら、塩をつけて良くこするといいという人もいます。これならすぐ出来そうですが、柔らかいものはあまりこすれませんね。

残留農薬が気になったら、残留農薬の少ない野菜・果物や、無農薬のもの、添加物の少ない食品を宅配してくれる「生活クラブ生協」を頼む方法もあります。

リーズナブルな値段で、小さい子どものいる家庭に大変人気。私も10年以上利用しています。次のページもご参考に。
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