アトピー性皮膚炎は食物アレルギーと関係があり、ある種類の食べ物によってアトピーが悪化する人がいます。乳製品や、卵、大豆、小麦粉などがアトピーを悪化させると言われ、控えている人も多いでしょう。これらは基本的な食材なので、代替物を使った食品探しには苦労します。

アトピーの原因となる物を食べたら、身体の中でそれを浄化するために最低4日はかかると言われています。アトピー対策の代替食品がたくさん揃った「らでぃっしゅぼーや」の食材や無農薬野菜配達で、助かっている人も多いようです。

アトピー性皮膚炎やアレルギーの人が食生活や食事療法で気をつけたいことは
<レトルト食品や市販のお弁当>・・・リノール酸(油)を多く含んでいるものが、ほとんどです。リノール酸(油)の摂り過ぎは、厚生省も通達したぐらいアトピーに良くない (参考:アトピー性皮膚炎と油について)ので、もし食べるなら、「総カロリー100に対して、脂質2~3g以内(=総カロリー比率20~30%以内)のもの」がおすすめと言う人がいます。

<お菓子>・・・これも、リノール酸(油)を多く含むものには注意。食べるなら、揚げていないものや、黒糖・小豆などを使った和菓子、寒天のゼリーなどがおすすめです。

<パン>・・・小麦粉は、含有油脂が多い、消化に悪い、小麦の蛋白質は分解しにくいなど、アトピーの人は控えたほうがいいものです。改善してきたら、様子を見ながら少しずつ食べましょう。

<カカオ製品>・・・カカオやコーヒー、チョコレートは刺激物だといわれます。でもアトピーでも、白いお砂糖の代わりにオリゴ糖やてんさいを入れて、毎日1杯飲んでいる人もいます。(オリゴ糖やてんさいは、腸内の善玉菌を増やします)

<肉と魚のバランス>・・・1週間で考え、肉より魚を多く食べるほうがいいでしょう。肉はリノール酸、魚はαリノレン酸なので、バランスを取ります。
肉料理の時には、肉の3倍の野菜を食べましょう。

<水>・・・飲み水だけでなく、料理に使う水も、なるべく塩素などの多い水道水は止めてみたほうがいいようです。 (参考:「アトピー改善と飲料水」)

ある方は、子どもがアトピーでお医者さんに言われたとおり、鶏肉や卵だけは食べさせないでいたのですが、「決定的に子供のアトピーがよくなってきたのは、食材を全て自然食品の店から買うようにしてからでした」ということです。

基本的には、『添加物の入ってない食品』に変えたため、アトピーが良くなったのでしょう、ということです。

アトピー対策の食品が比較的安い価格で充実している、無添加食品や無農薬野菜配達宅配サービスに、「らでぃっしゅぼーや」があります。アトピー対策に大変おすすめです。
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アトピー性皮膚炎と油について

アトピー性皮膚炎と油(脂肪酸)には、深い関係があるようです。

脂肪酸の中でも、必須脂肪酸は生命維持のため必ず摂取しないといけない成分ですが、大きくいうとリノール酸(n-6系)とα-リノレン酸(n-3系)とがあります。

リノール酸を多く含む・・・・・油脂類(紅花油/サフラワー油、コーン油、サンフラワー/ひまわり油 、大豆油、綿実油、ゴマ油など、多くの家庭用植物油)、 植物性マーガリン、植物性ショートニング、鶏卵、落花生、など
 *最近の研究で、トランス脂肪酸を多く含む油は「脳卒中・脳出血が促進されて短命になるという実験結果が出たそうで、発がん性があると」言われています。アメリカでは2018年から使用禁止になりました。上の、緑色で書かれた油です。 
*コーン油、なたね油、ひまわり油、紅花油は、多く摂ると害があり、150度以上にすると発がん性が疑われると言われています。

αーリノレン酸を多く含む・・・・・油脂類(フラックスシード/亜麻仁油、えごま油、しそ油、ヘンプオイル/麻の実油、チアシード油、ボリジオイル、キウイフルーツ種子油、魚の油/背が青い魚など)、くるみ、麻の実、えごま、亜麻仁、きな粉、豆味噌など

■理想の摂取量は、リノール酸4:α-リノレン酸1

リノール酸の摂取量増加と、アレルギー・癌の増加には相関性があると言われており、平成12年の厚生省「第6次栄養所要量改定」では、「リノール酸4:α-リノレン酸1の割合で摂取する」のが理想という通達がでました。

リノール酸とリノレン酸はバランスよく共存すれば、 お互いの正反対の作用が上手くコントロールされ、アレルギーやアトピーの症状も改善されます。そのバランスが、4対1ということです。

けれども、αーリノレン酸の摂取はなかなか難しいもの。以前は日本人は魚をたくさん食べたので、自然と摂れていたようです。

上記のαーリノレン酸含有オイルの多くは、熱を掛けない調理が必要で、サラダやドレッシングの材料になります。また、ジュースや牛乳にそのまま混ぜて飲む人もいます。どのオイルも無添加手作り化粧品の材料や保湿オイルとして、アトピーの方にも愛用されるようなオイルです。体質改善、ダイエットにもよく使われます。

簡単にα-リノレン酸を多く摂取するなら、家庭での油を変えてしまうこと。
筆者が習っている薬膳料理の先生は、しそ油をすすめています。

>> おすすめのしそ油

体内のリノレン酸を補填するには、通常2-3ヶ月ぐらいはかかります。アトピーの方で2-3ヶ月試してみて、もし変化がなければ他の要因が大きいと考えられます。

リノール酸4:リノレン酸1のバランスでの食事は、健康を維持するのにも効果的なので、アトピー以外の方でも試してみるといいですよ。

ちなみのオリーブオイルは、オレイン酸を多く含む、また違う種類の油です。ヘルシーとのイメージがありますが、多く摂り過ぎると発がん性があるという研究者もいます。

アトピー改善と飲料水

アトピーの症状を、お水を変えて直した方もいます。

普通の水道水だと、塩素が入っていて、お米を洗うときや炊飯・料理などに使うと、自然と塩素を食べることになります。そこで、口にする水は全て浄水器の水にしたところ、子どものアトピーがかなり改善されたという人がいます。

浄水器でも天然水でも、きれいなお水を飲みたいですね。でも、アルカリイオン水など自然にはない水をつくる浄水器は、アトピーの改善には避けたほうが良さそうです。

全てのお料理に使うとなると、買ってくるのは大変なので、水の配達を利用するのがいちばんラクかもしれません。ウォーターサーバー付きだと、熱いお湯もすぐ出てくるので便利です。

ウォーターサーバーでおすすめなのは、やっぱり人気のアクアクララ。水道法(水道水)や、食品衛生法(地下水)に適合した水を逆浸透膜で精密ろ過し、不純物などを一旦取り除いてから改めておいしさを作り出すミネラル(カルシウムやナトリウム・カリウム・マグネシウムなど)をバランスよく加えています。

ウォーターサーバー付きの水の配達は、お水代も意外と安いです。今なら、無料お試し期間があるのでトライアルもできますよ。