初めてオーガニックのルバーブを見つけたので、ルバーブジャムを作ってみました。ちょっと杏子(あんず)の味にも似た酸っぱいような味が独特で人気のジャムです。作り方も、とても簡単!

ルバーブのジャム

ルバーブには、茎が赤いものと緑のものがあり味も同じだそうですが、今回見かけたのは赤いもの。調べると、緑のほうがジャムにより適しているという説もありましたが、やっぱり赤いルバーブで作る赤っぽいジャムは魅力的ですよね。

(★ちなみに、ルバーブの葉には毒があり危険なので食べません。アントラキノンという成分が含まれており、胃痛、下痢、吐き気、嘔吐などを引き起こす危険性があります。世界では死亡例もあります。また高濃度のシュウ酸、シュウ酸塩も含まれています。)

見かけたルバーブは小さいパックで、230gぐらい。少し汚れたところを落とすと200gぐらいになってしまいました。少量ですが、とても作りやすかったです。直径約9㎝、高さ4.5㎝のココットにいっぱいぐらいの量が出来ました(写真)。

茹でてから煮るレシピもあったのですが、オーガニック栽培だし、茹でないほうが色がきれいかなと思い、茹でていません。お砂糖は少なめの作り方です。

ルバーブは、抗酸化物質、ビタミンK、食物繊維などを多く含んでいます。ただ、シュウ酸も含有しているので、過剰摂取は避けたほうが良く、生で食べるのもやめたほうがいいようです。カルシウムを一緒に食べると、シュウ酸の吸収が抑えられるので良いそうで、ヨーグルトなどと食べるのは理にかなっているんですね。(シュウ酸が特に多いことで有名な野菜は、ほうれん草などです)

●ご参考までに、オーガニックのルバーブを見つけた店舗は、オーガニック・自然食品「こだわりや」でした。

◆材料

・ルバーブ 200gぐらい
・砂糖   90g
(てんさい糖を使用。お好みで増やしても可)
・レモン汁 大さじ2弱

▼レモン汁ではなく、オレンジジュースを入れるレシピもあります。それも、美味しそうですね!

▼砂糖は、ルバーブの重さの30%~50%ぐらいの重さで、好きな甘さになるように入れればOKです。20%で作るレシピもありますが、砂糖が少ないほど保存期間が短くなります。

◆作り方レシピ

(1)ルバーブを2㎝ぐらいの長さに切って、鍋に入れ、砂糖・レモン汁をかけて30分ほどそのままにする。

▼茎の傷んだ部分は、茎の薄皮を剥きました。
▼砂糖が行き渡るように、途中2回ほど混ぜました。

▼30分ではなく一晩冷蔵庫に入れて、ルバーブの味を浸みださせるレシピもあるので、時間があればやってみたいなと思います。

ルバーブのジャム

(2)鍋をそのまま弱い中火にかける。水が出て、少し沸騰気味になったらアクを取り除き、ごく弱火にする。

▼アクが結構でてきます。鍋を斜めにして、アクをしっかり取ります。

(3)蓋をせず、そのままごく弱火で20~30分ほど、ときどき混ぜながら煮る。とろみが少し出て、ぽってりジャムっぽくなってきたら完成。

▼冷めるとよりとろみが出るので、煮過ぎないように注意。私の鍋(ステンレス)では20分でOKです。

ルバーブのジャム

2022年7月追記:
長野県の「エコファーマー」認定を受けている、「かぼちゃん農園」のルバーブ(有機肥料を主体とした減農薬栽培のもの)を東京の日進ワールドスーパーマーケットで発見!300g少しありました。

完全無農薬ではなさそうなので15分ほど浸水してから、茹でない、上のレシピで作りました。2㎝ぐらいの長さに切ったつもりが、ちょっと前より長かったかな。でも問題なく出来上がりましたよ。ルバーブは熱が加わるとすぐ柔らかくなります。(かなり赤く見えるのは、多分カメラを変えたからかも。でもとてもキレイな赤いジャムになりました)

ルバーブジャム

ルバーブジャム

ルバーブジャム
(↑すぐ食べる分はココットに。少し保存する分は、消毒した瓶に熱いうちに入れて蓋をします)

★鍋に残ったルバーブジャムで、ピンクのルバーブドリンク!
瓶などに移した後、鍋にまだこびりついていたジャムは、ミネラルウォーターを少し入れて溶かし、炭酸とレモン汁を入れてルバーブの飲み物に。美味しかったです!

ルバーブジャム