マヨネーズは自家製でなくてもいいのですが、やっぱりホームメードだと美味しさが違います。ふんわりしていて、ディルなどハーブとの相性もバツグン!
たとえば、じゃが芋とディルと、自家製マヨネーズを和えただけでとても美味しいサラダができます。特に春の新じゃが(新じゃがいも)はおすすめ!(ディルはローズマリーなどお好きなハーブ、あるいはブラックオリーブのスライスなどでも)
自家製マヨネーズは、ハンドミキサーや、フードプロセッサー、キッチンエイド等スタンディングミキサーを使うと、あっという間!1分ぐらいで、誰でも失敗なく乳化させられます。ただハンドミキサーを使う時には、コップのような形の容器を使うのがコツ。そうでないと、刃がうまく材料に当たらず乳化しにくくなって失敗しがちです(下の「作り方」に詳細・写真あり)。
(卵黄の色があまり濃くないタマゴを使ったので、白っぽいマヨネーズになりました。出来上がりの色は、卵黄やオイルの色で変わってきます)
泡立て器を使って手で混ぜる場合は、オイルを混ぜる前に、他の材料をしっかり良く混ぜましょう。そしてオイルを加える時は、少しずつ加えてその都度しっかり混ぜます。マスタードをほんの少し加えておくと乳化しやすくなります。
マヨネーズの材料は、卵黄・オイル・ビネガー(酢)・塩・胡椒だけですが、なるべく新鮮なものを使いましょう。自家製マヨネーズの賞味期限は、使ったタマゴの賞味期限と同じぐらいです。(全卵を使うレシピもありますが、ここでは卵黄だけのレシピです)
ビネガーは、米酢など穀物酢でもいいですが、リンゴ酢・千鳥酢など柔らかい味の酢がおすすめ。お好みで、白ワインビネガーなどでも良いです。またレモン汁を使ってもOK。ただレモンを使うと、賞味期限が3日ぐらいになります。オレンジ類を使う人もいるようです。
オイルは、初めて作るなら、サラダオイルやなたね油、グレープシードオイルなどがおすすめ。圧搾一番しぼりの、化学薬品を使っていない品質のいいものだと、味がとても柔らかになります。
もしオリーブオイルを使う場合は、味にクセのないマイルドなものでないと苦いマヨネーズになるので要注意(私も1度失敗しました!)。濃いグリーン色のエキストラバージン・オリーブオイルなどは苦みの出る確率が高くなります。できれば外国産で、クセがなく匂いも弱い、薄い色のものにしましょう。マイルドなものであれば、エキストラバージン・オリーブオイルでも、苦くない美味しいマヨネーズが作れます。
オリーブオイルのマヨネーズは、とてもヘルシー。ただオリーブオイルは、長く冷蔵庫に保存すると固まってくるので要注意です。作ったら2,3日以内に食べきったほうがいいかもしれません。
作り慣れてきたら、オイルやビネガー、塩の種類・量などを変えて、お好みのアレンジで、どうぞ!
◆材料
【マヨネーズの材料】
◎出来上がりは140㏄ぐらい/じゃがいも7,8個を和えられます
・卵黄 1つ
・ビネガー(酢) 大さじ1
・オイル 120㏄
・塩・コショウ 適量
・(お好みで)ディジョンマスタード 小さじ1
★ビネガーの代わりにレモンを使う場合
・レモン汁 大さじ1
・レモンゼスト 小さじ1.5
【サラダの材料】
・じゃがいも 6,7個(中ぐらいの大きさ)
・ディル 4,5本ぐらい
・塩・こしょう
◎材料を2,3倍にして作っても良いです。
◎ディジョンマスタードは、粒マスタードでもOK。
◎少し甘めのコクを出すなら、ハチミツやメープルシロップを小さじ1/2ほど入れます。
◎余った卵白は、冷蔵庫で密閉容器に入れて1か月まで、冷凍庫なら2,3か月ぐらい保存できます。(冷蔵庫の保存期間が1か月というのは、コルドンブルーで習った人のブログにあったので試してみたら大丈夫でした!その方は「ペットボトルに継ぎ足して、冷蔵していた」のを見ていたそうです)
◆マヨネーズと、シンプルじゃがいもサラダの作り方
(1)【じゃがいもを茹でる】
じゃがいもをよく洗って、皮ごと茹でる。竹串がスーッと刺さるようになったら、茹で上がり(大きさによりますが30分前後ぐらい)。ザルなどにあげ、粗熱をとります。
▼茹で方:多めの水と一緒に鍋に入れ、中火にかけます。沸騰したら、弱めの中火で絶えず沸騰させながら茹でます。ゆで過ぎると崩れてしまうので要注意。
▼皮を剥くのは、温かいうちのほうがラクです。
(2)【マヨネーズを作る】
全材料(卵黄1つ、塩・こしょう適量、ビネガー大さじ1、オイル120㏄)を混ぜ、乳化させる。
【手で混ぜる場合】
・泡立て器を使って混ぜますが、マスタードを小さじ1/2ほど加えると、少し乳化しやすくなります。
・オイル以外をまず良くしっかり混ぜてから、オイルをほんの少しずつ入れて良く混ぜ、乳化させていきます。(乳化せず失敗するのは、オイルを入れる前にしっかり混ぜていない場合が多いようです)
【フードプロセッサーや、キッチンエイド等のスタンディングミキサーの場合】
・先にオイル以外の材料を入れて攪拌し、その後、オイルを細く垂らしながら入れて攪拌を続け、乳化させます。
【バーミックスなどのハンドミキサーの場合】
・上記材料の3,4倍ぐらいまでなら、全部の材料を容器に一度に入れて混ぜてOK。1分ぐらいで乳化します。
・使う容器はコップのような円柱形のものでないと刃がうまく当たらず、乳化しにくく失敗しがちです。(写真下)
・最初は容器の底にしっかりバーミックスなどを当てて回します。乳化してクリーム状になってきたら、少しずつ上に引き上げます。
(↓ コップ状の容器に全材料を入れたところ。卵黄は割れています)
(↓ 乳化してきたところ。ハンドミキサーを上にあげながら、まだ混ぜます)
(3)【ディルを粗みじん切りに】
ディルを3ミリ長さぐらいにカットする。飾り用に少し取っておいてもOK。
(4)【和える】
じゃがいもの皮を剥き、ひと口大に切ってボールに入れる。マヨネーズを適量入れて混ぜ、塩・こしょうで味を調える。最後にカットしたディルを入れて、やさしく混ぜる。