この牛肉そぼろは、ヘルシーな作り方なのにしっかりした味。作りたては、ぜひ、3色丼などでご飯と食べてみてください。

牛肉そぼろ6
(牛そぼろ、ごま和えの春菊、炒り卵の3色丼)

牛ひき肉は、最初に熱湯で湯通ししてからサッと洗います。牛肉のくさみの無い、でもしっとりした優しい美味しさの牛そぼろになります。(お酒入り熱湯で湯通しし、脂などを軽く落として、タンパク質を固め旨味をなるべく閉じ込めます。その後余分なドリップなどを落とすために洗います)雑味が抜けてすっきり美味しくなるので、ぜひ一度試してみてください。

また生姜を入れますが、生姜は加熱した時間に比例して体を温める効果が増します。このレシピでは鍋や火加減によりますが、20分-25分ほど煮るので、生姜の温活効果もより高くなります。

肉そぼろは多めに作って作り置きしておけば、いつでも簡単に3色丼や、肉そぼろうどん、坦々麺など作れます。アレンジすれば、卵焼きに入れたり、とろみのあるそぼろ餡にしてお豆腐や根菜にかけたり、野菜と炒めたり、コロッケや餃子のタネに混ぜたり、いろいろ使えて便利です。

冷蔵庫だと保存期間は3~5日(汁を多く残すと日持ちは短くなります)。冷凍保存で1か月ほど持ちます。解凍するときは、冷蔵庫で自然解凍、あるいはレンジで解凍できます。

◆材料(牛ひき肉500gのとき)

・牛ひき肉  500g
・生姜のみじん切り 大さじ2~3

【煮汁】
・酒  大さじ6
・砂糖 大さじ4(三温糖やきび糖など)
・みりん 大さじ4
・醤油、大さじ4
・出汁(だし) 大さじ2(水でも可)
・水 大さじ3

【肉の湯通し用】
・湯 ひき肉がひたひたになる量
・酒 大さじ3

★長期間保存するために作るなら、砂糖・生姜をやや多めにすると腐りにくくなり、風味が落ちるのも少し防げます。

◆作り方レシピ

(1)生姜をみじん切りにする。(この間に熱湯を沸かしておくといい)

(2)ボールに、牛ひき肉と同量ぐらいの熱湯を入れ、酒大さじ3を加える。ひき肉をボールに入れたら10秒ぐらいでザルにあげる(=湯通し)。ザルにとったひき肉を、お湯か流水で軽く洗う。

▼下は、みじん切り生姜と、湯通しして洗った肉

牛肉そぼろ1

(3)鍋に、酒・砂糖・みりん・醤油・出汁・水を入れて混ぜたら、牛ひき肉・みじん切りの生姜も入れ、あまり強くない中火にかけて煮詰める。途中ときどき混ぜる。汁があまり無くなったら、出来上がり。

▼最初はひたひたぐらいの煮汁ですが、20分ほど煮ると煮汁がだんだん無くなってきます。ほんの少し残ったところで止めると、冷めるときに肉が汁を吸うのでちょうど良くなります。最初アクが若干出るので、気になるなら取りましょう。

牛肉そぼろ2

▼(写真下)片側に肉を寄せて、これぐらい汁が残っているところで火を止めました。

牛肉そぼろ3

▼すぐに食べない場合は、冷めてから冷蔵、または冷凍する。(冷凍するなら、熱いうちに冷凍しても良い)

牛肉そぼろ5

ひと口メモ 生姜は、容器に入れ、かぶるぐらいの水を入れて冷蔵庫に入れておくと約1か月持ちます。以前はよく冷蔵庫の奥で干からびていた生姜。この方法を知ってから、ちゃんと使い切っています!