クラフトビールが人気の今、コーラにも、クラフトコーラが登場しました。世界初のクラフトコーラ「伊良(いよし)コーラ」です。

クラフトコーラ

作っているのは、コーラ小林さん。コーラマニアだった小林さんは、世界中のコーラを飲み歩き「究極のコーラ」を作ることを目指しました。そして、和漢方職人だった祖父が亡くなった後、資料を見ていて、和漢方の技術がコーラづくりに応用できるのではないかと思い立ち、和漢方の技術を駆使して15種類のスパイスと柑橘類を混ぜ合わせて完成されたのが、この日本初のクラフトコーラです。

まず、2018年から移動販売車「カワセミ号」で販売を行い、2020年2月に東京・下落合にある工房のすぐ隣に出来立てのコーラを飲める「伊良コーラ総本 下落合」をオープン。2021年4月には、渋谷・原宿のキャットストリートに新店舗「渋谷店」をオープンしました。

原材料は、柑橘類、カルダモンやナツメグなど15種類のスパイス、コーラの実など全て天然の材料完成までには、1週間かかります。大手メーカーのコーラに比べると、より複雑でスパイシーで爽やかな味わい。(「スパイシー」とは辛いという意味ではありません。)人によっては、ちょっと漢方薬くさいと思うかもしれませんが、アメリカのルートビアなどが好きなら絶対にはまります。

クラフトコーラ

店舗でも飲めますが、ビン入りの「魔法のシロップ」を買えば、家で炭酸で割りレモンを入れて、出来立てのコーラを飲むことができます。炭酸にもこだわりがあり、セブンイレブンの強炭酸がおすすめだそう。また、栓を開けたら割らずにそのまま飲めるボトル入り(200ml)もあります。

クラフトコーラ

値段はちょっと高めですが、手間と時間のかかり方を考えると妥当かなと思います。これから世界でもきっと人気が出るクラフトコーラ。ぜひ一度、機会があれば、飲んでみてください。