トマトソースは、缶のトマトで作る人も多いですが、夏などはやっぱり生のフレッシュ・トマトで作りたいですね。トマト缶の内側のコーティングが体に良くないとも言われるので、たくさん作って冷凍しています。

シンプル・トマトソース

面倒なのが嫌いなので、作る時は、トマトの皮は剥かない、種取りも適当。ミキサーは使わない、余計な物(コンソメやベーコンなど)は入れない、というシンプルな作り方です。シンプルだから、応用も自在。

レシピの参考は、あの辰巳芳子さんのトマトソースの作り方。高齢者・病人・幼児のことを考えて、辰巳さんはトマトの皮を剥く(湯剥き)レシピですが、皮にも栄養があると聞くので、無農薬トマトが手に入った時は、皮は剥きません。(夏は生協で注文できます!)

◎ もし作ってみて、どうしても皮が気になるなら、ハンディミキサーやフードプロセッサーでなめらかにすればOKです。でも、いろいろな具材(キノコやベーコンなど)を入れてパスタやオムレツなどにかける時など、ほぼ気になりません。

◎ 保存は、冷蔵で3,4日(なるべく空気に触れないようにして)。冷凍だと1~2か月で食べたほうが美味しいです。

トマトソースいろいろ

トマトソースは、南欧では昔から各家庭で作っているそうですが、スペインでは「サルサ・デ・トマテ」、イタリアでは、「サルサ・ポロドーモ」と呼ばれています。サルサ・ポロドーモはローリエでなくバジルを使ったり、炒める時オリーブオイルと緒にバターを使ったりすることもあるようです。どちらも、パンチェッタやベーコン、ピーマンなどを入れて作ることもあります。

トマトで作るソースは他に、「マリナラソース」というのもあります。
ピザなどに使われることも多く、出来上がりはサラッとしていて、玉ねぎや肉などは入っていないシンプルなソースです。

◆材料

・トマト 1㎏ぐらい
(あれば完熟。多少傷などあっても大丈夫です)
・玉ねぎ 約150g(大1/2個、中なら1個ぐらい)
・にんにく 1-2かけ
・オリーブオイル 50㏄
・ローリエ 1~2枚(またはバジル数枚)
・塩  小さじ1.5
・砂糖 小さじ1~2
(トマトの酸味によってお好みで加減)

★もしトマト缶で作るなら、2缶(800g)で。カットトマトよりホールのほうが、水分が少ないのでコクが出るようです。

◆作り方レシピ

(1)トマトを横にカットし、種を適当に取る(残っていてもOK)。少し小さめのざく切りにする。(皮を剥くなら、湯剥きしてからカットします)

▼まずトマトを横にカット。

シンプル・トマトソース

▼種をざっと取ったら、さらに半分に輪切りしてから、ざく切りに。

シンプル・トマトソース

取った種の部分は、ボールの上に置いたザルに入れる。最後はヘラで、タネを濾す。とれたトマトの汁は、ざく切りトマトと一緒に(4)で鍋に入れる。

シンプル・トマトソース

シンプル・トマトソース

▼ざく切りしたトマトと、トマト汁

シンプル・トマトソース

(2)玉ねぎ、にんにくをみじん切りにする。

※カットしていて玉ねぎの刺激が強ければ(涙が出るぐらい)、ふきんに包んで流水の下で、少し揉むと良い。

(3)【玉ねぎ・ニンニクを蒸らし炒めする】
冷たい鍋に玉ねぎ・ニンニクを入れ、オリーブオイルをかけて混ぜる(コーティング)。その後、やや強い弱火にして蓋をし、10分ぐらい蒸らし炒めする。

★この方法で、玉ねぎの甘みを充分出す。2度ぐらい蓋をあけて焦げていないか確認し、混ぜる。
★もし水分・油が足りず焦げそうだったら、水を大さじ1-2足す。
★(2)で、もし玉ねぎを流水で洗ったら、しっかり水気を切ってから炒める。

シンプル・トマトソース

(4)鍋に、ざく切りトマトと種から取った汁を入れる。塩・砂糖も入れて、蓋を少しずらして載せ、20分ほど煮る。(静かに沸騰する程度の中火で)

★20分してまだ水分がかなり多ければ、さらに10分ぐらい煮る。(煮詰め過ぎには注意。少しサラッとしていても良い)
★コクがもっと欲しい場合には、最後にトマトソースを少し加えます。
★トマト缶を使うときには、手でトマトをつぶしながら入れます。

▼下は、ざく切りトマトと、トマトの汁を入れたところ

シンプル・トマトソース9

▼30分近く煮た後

シンプル・トマトソース10

▼「生活クラブ生協」では、夏になると「無農薬トマト 1kg」の箱があるので、それを注文して作っています。(今回は6個入っていました)

シンプル・トマトソースで使ったトマト

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下記のページを参考に、どうぞ。
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